2019/10/24

【備忘録】衛生管理者1種合格体験談

ちょっと時間が経ってしまいましたので、細かいところは忘れてしまいましたが、まあ、なんとか衛生管理者1種にイッパツ合格しましたので備忘録を。
2種に引き続き、何となく1種の受験手続きをいたしました。
「有害」だけで合格ラインをクリアする自信はないので、全ての科目を受けるということで。


 8月7日 大阪労働局へ
「いつにすっかなー。」
2種の合格通知の原本証明があればすぐに手続きできるので、とりま、大阪労働局に。窓口の方々はみなさんとても親切で、10月に立命館大学の茨木キャンパスでも受験可能だと。お!チャリでも行ける近さ!でもなー。10月は10月でどんな身の振り方かわからないし、善は急げだしな。。。。一思案して、加古川9月12日受験の手続きをしました。

高校時代、化学は超不真面目な態度で先生を困らせ(松◎先生、本当にごめんなさい!)、当然、成績も悪く、それは後に化学系エンジニアの方のキャリアアドバイスをする上で大きなビハインドをもたらすわけですが。。。。そんな過去を持つ私。ま、1ヶ月あればいいか!と思っていたのですが。。。

 8月8日 終日出張
 8月10日 美容院へ(超ロングヘアなのでまま、時間はかかる)
 8月11日 リクルート時代の偉大な上司のワンマンライブ(事実上の大同窓会なので、打ち上げも超盛り上がり)
 8月16日深夜 溺愛していたハムスター「もちこ」の体調が急変
 8月17日 朝一に動物病院にもちこを搬送するも、午後1時に天に召されてしまう
しかし、翌日がライブのためにリハーサルに(埋葬等は夜)
 8月18日 「破裏拳女王」ライブ@茨木JACK LION
 8月23日 敬愛してやまない、日本一大好きなボーカリスト人見元基さんのライブに8年ぶりに参戦するために東京へ
8月27日 終日出張
8月30日 終日出張

もちろん上記以外に通常レギュラーの仕事や、家事、また、前歯の差し歯4本を35年ぶりにリプレースするという大工事も開始!!などなどの業務(?)もありながらの、10月の講演準備や年間モノの企画書を書いたりと何かとバタバタとした日々で、どうしても優先順位が下がる試験準備。
そんなこんなで8月は1分も(!)テキストはあけないまま過ぎていきました。


9月6日 ようやく初めてテキストを開く!
・まずは、テキストの目次を見直す。
・「有害」の量を把握
・2種の範囲をどの程度憶えているかつかむため「得意(好き)」だった労働生理の範囲を通読&過去問題8回分   約2時間半
 9月9日 終日出張
 9月11日 もう大分諦めの気持ちが強くなっている がしかし、非常勤で講師をしている専門学校の外国人留学生たちに講義の中で宣言する。
「皆さんも、学校の予習復習/宿題をこなしながらのアルバイトで大変だと思う。で、試験の前に勉強不足で心折れそうになる事もあるかもしれない。でも!あきらめないで!先生もね、明日テストなんです。見てください!この、サラピン、あ、サラピンて、新しいという意味ですよ、『まっさら』のスラングです。サラピンのテキスト見てください。合格率は50%位だとは言われていますが、試験は勉強しなければ合格しません。まだ、何もしていません。でも、先生はあきらめません!一晩で合格できるよう頑張ります。先生も頑張りますから、皆も絶対、ピンチでもあきらめないでね!」などと言い放ち、自分のクビを閉め半窒息しそうになりながら、夕方、コメダコーヒ−にこもる。なんとか労働法務以外は全て、テキストを概観し、過去問を一回し。ヤバい。。。。17:45〜21:00(約3時間

夕食を外ですませて帰宅したのが23:00。ひとっぷろあびて机に向かったのが0:00前。そして・・・・0:00過ぎのこと。。。。

 9月11日 大学の後輩からメッセンジャーが。なんと、私の大学時代のサークルの同期「N」が急逝したというのです。卒業以来会っていないのですが、私が初めて組んだボーカルのバンドのギタリスト。この人がいなければ、ボーカリストとしての私のバンドライフはスタートしなかったであろう、大変な恩人であり大切な存在でした。早生まれなのでまだ52歳です。早すぎる。知らせてくれた後輩も大変衝撃を受けている様子で、信じられないとの言葉。。。。本当に。。。。OBライブの幹事の先輩や、学年幹事の同期、最近連絡のとれているメンバー等に情報伝達。いろんな事が思い出されて、集中力がなくなってしまい、一思いに「寝る」を選択。 時計を「5時」にして速攻で寝ました。「生きている」自分は、「今、しなければいけないことを真剣にやれ!!」自分に言い聞かせました。
9時には家を出ないといけないので、仮に5時に起きても身支度をいれたら正味は3時間程度しか机に向かえない。が、しかし、過去問で×をつけたところ、頻出箇所の見極めと記憶を重点的にやればいい、あとは、電車の中で繰り返す!と心に決めて!
しかしながら、電車では食べ損ねた朝ご飯がわりのパンをかじる等で、それほど「ベンキョー」は出来ずに加古川駅到着。汗ばむ陽気ではありますが、からりと晴れた晴天です。

衛生管理者の試験時間は3時間という長丁場なのですが、完了した人はどんどん退出していきます。粘りに粘り、私はほぼ終了時間直前まで粘りました。得点できる一般のところにミスがないか何度も見直し、うろ覚えで明確に正解が出せない問題も、肢を見比べその言い回しに注意して解答しました。あきらめない! 
ま、「たかが衛生管理者でしょ?」と笑う人はいるかもしれませんが、準備時間のなさを言い訳にしないで「勝ちにいく」という事を生まれて初めてくらい?こだわり、集中した試験だったかもしれません。「N」の訃報から、先月の愛するハムスターの事も思い出し(動物と一緒にしてすみません、でも、もちこも大切な家族でしたので・・・)、当然、若くした亡くなった両親のことや祖父のことも思い出しながら・・・・。

問題は回収されますので、自己採点は出来ないので合格発表日まで合否は予想がつきませんでした。無事合格発表で自分の番号があるのを確かめますと、なぜか、不思議と「闘志」が湧いてきました。
うまくいかないことや、不慮の事故や、間の悪いタイミングでのハプニングなどなど、いろんな事が生活の中では起きるのですが、元気で生きている限り、真剣に取り組めば、必ず結果は出ると確信を(この歳ですが)持ちました。もちろん、不合格通知を受け取っていたとしても、再チャレンジするつもりでいましたので、なおさら、この合格通知は「前へ進め!」という何かのシグナルだと感じています。不合格であったとしても(「合格」という結果でなかったとしても)、前進するパワーの源泉になるのであれば、それは真剣に取り組んだ「結果」「収穫」「財産」だと思います。

兄弟弟子に誘われ、なし崩しで始めた衛生管理者資格試験ですが、ちょっと、想い出深い受験になりました。