2025/10/28

協議離婚で後悔しないために話しておく3つのこと|行政書士が見た“冷静な話し合い”のコツ

協議離婚で後悔しないために話しておく3つのこと

離婚届を出す前に、きちんと話し合いましたか? 感情の整理がつかないまま手続きを進めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と思う方を、私は何人も見てきました。

離婚そのものよりも、「どんな形で別れるか」が、その後の人生を左右します。 今回は、行政書士として様々な離婚相談をお受けしてきた立場から、後悔しないために話しておくべき3つのことをお伝えします。

1.お金のことを“感情抜き”で話す

「慰謝料」や「養育費」「財産分与」など、お金の話は避けたくなるものです。 ですが、話し合わないまま離婚届を出してしまうと、後から請求できないケースもあります。

数字で冷静に整理することは、けっして意地悪ではありません。 生活を守るための「再出発の設計図」です。

2.子どもの生活を“未来の目線”で決める

親権・養育費・面会交流などの取り決めは、子どもが成長するにつれて形を変えます。 「今」だけでなく、「数年後どうなっているか」をイメージして話すことが大切です。

行政書士としては、書面化(離婚協議書)をおすすめします。 書類があることで、後のトラブルを防ぐだけでなく、双方の信頼関係を保つ支えにもなります。

3.約束を“形”にして残す

口約束だけの離婚は、のちに「言った・言わない」の争いを生みます。 書面で残すことは、相手を疑う行為ではなく、お互いを守るためのルールづくりです。

公正証書にしておけば、約束が守られなかったときに、強制執行(法的な回収手段)も可能になります。

まとめ:離婚は“終わり”ではなく、“人生の再設計”

離婚協議書を作る時間は、「お互いの未来を整理する時間」です。 感情的な対立から一歩引いて、冷静に話すための第三者が必要なときは、行政書士にご相談ください。

吹田市岩瀬行政書士事務所では、
ご相談の段階から、安心してお話しいただけるようにサポートしています。

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