2019/8/15

開業登録4周年!(何かがはじまる)

行政書士登録をしたのが2015年8月15日。まる4年が経ち、明日から「5年目」となります。
私は前職リクルートキャリアに在職中、取締役会に副業申請をして許可された上での「兼業」開業のスタートでした。退職後は半年以上、他の某資格試験等にチャレンジしておりましたので、行政書士の名刺を作成したのは登録後1年以上たった後のことです。ですが、なんとか4周年記念を迎えましたので、今、このブログを読んでくださっている「行政書士試験受験生」と合格者で「開業しようかな〜」と考え中の方にお伝えしたい事を2つ書きます。私の失敗談が何かのお役に立てば、と思います。
1つ目。
士業は開業登録して税務署登録しますと、サラリーマンを辞めた時、まだ事務所の売り上げがなくても失業保険は出ません。
いやはや。。。これはたまげました。実は私は登録当時、すぐに開業する気などなく、リクルートに在職しつつ、行政書士会のさまざまな研修を受けるなどして勉強するつもりでした。で、十分業務の流れがわかり、自分の専門領域を確定してから独立するつもりでした。ですので、失業保険の事等なんにも考えていなかったのです。が、もろもろの心境の変化で退職を決意した訳で。。。。「かなりの額」の失業保険をフイにしてしまいました。あの金額、報酬金額に換算するとかなりの仕事量に匹敵するなあ・・・・なんですが、哀しいサラリーマン感覚で、「1回ボーナスが飛んだと思えばたいしたことないや」、と考えて・・・・気楽なもんです(ていうか、そのように自分に言い聞かせたのです。)。後悔?してますよ〜〜〜(爆)
2つ目。
小さく始めるにしても、事務所は広さが必要。立地も大切にしないといけない。仕事もライフスタイルも考慮して。
最初は自宅開業でもいいかと思います。打ち合わせは外でする事にして、「自宅でパンイチよーー」とおっしゃっている豪快な女の先輩先生もいらっしゃいます(素敵)。ただ女性の場合は、自宅はちょっと・・・・と言う方も少なくないかもしれません。またマンションの場合は、「開業」ができない規約のところもあるかもしれません。あるいはうちもそうですが、レイアウトが書士会の事務所規定に合わないかもしれません。執務室が、「生活空間を通る」のは NGなのです。というわけで私はたまたま、書士会の研修のときに会場前でばらまかれていたスモールオフィスのチラシである物件に決めました。どうせ、すぐに開業する訳でもないので机もコピーも貸してくれるところでいいかな、と。ですが、その後約1年半後に稼働を始めた訳ですが、小さいところはダメですね。仕事があろうがなかろうが、本を十分置けないところ、隣りに声が筒抜けのところははっきり言って仕事になりません。デスクは狭いと作業しづらいですし、ミスの元です。まあ、そのスモールオフィスは超格安で(今は他に同じような費用で、もっとキレイで素晴らしい物件も誕生しているようですが)、実際はそこを根城にはしていない、外で打ち合わせをすることの多いアクティブな方々にはもってこいだったかもしれません。コピーも良い性能でしたしね。ですが、行政書士は勉強する事が「仕入れ」です。お客様にいただいた資料など保管すべき書類も大量。十分な空間はやがて必要になってきます。十分バッファを考えて選ぶといいですね。
私の友人の独立系FP等は、大変綺麗な大きなビルのレンタルオフィスの最小規模空間からスタートし、売り上げが上ってから同じフロアの別の大きな部屋にお引っ越ししました。最初はそれこそ天井まで壁がないパーテーションだけ、机を置いたらいっぱいになるようなところでしたが、仕事量の増加にあわせて同じフロア内で水平(?)移動。今の事務所スペースははひろびろ、応接セットもゆったり。住所は変わらず!彼女に相談すれば良かったです(笑)。
あと立地というところでいけば、私はなにも中央区である必要はなかったと思います。勤務先も梅田、自宅は吹田市。法務局はたしかにタニヨンですが、京都・神戸に出やすいこのせっかくの「千里丘」を検討の視野に入れなかったのは手抜かりでした。家事との両立をはかりたい開業行政書士は、家からオフィスが近い事はとても重要だと思います。今は自転車通勤(^^)です!

最初のオフィス確定を軽んじていた私の失敗は、後々いろんなところで弊害が出てくる訳ですが・・・・それはまたおいおい、別の機会に暴露?してまいります・・・。
開業登録4周年記念に、「てんやわんや開業ばなしシリーズ(仮名)」開始です。