2017/2/1

ビザ(VISA)と在留資格は違う!

「留学ビザ」とか「就労ビザ」って言い方、フツーしますよね。
私も、人材あっせん会社でキャリアアドバイザーをやっているとき、外国のお客様と「ビザ、切り替え大丈夫ですか?」とか言ってました。
 
でも!それ、厳密にはブー――――!なんです! あら、びっくり?そうなんです。そうでした、私も驚きました、行政書士になってから。
 
ビザ(VISA)とは正しくは「査証」のことで、上記のような表現でいうときこれは「在留資格」のことを表していて、これ、まったくベツモノなんです!
「在留資格」というのは、日本への入国の際に、外国人の入国・在留の目的に応じて、入国審査官から与えられる資格のことです。つまり、日本に滞在中に、一定の活動ができる資格です。この資格の範囲内で活動ができるわけです。
たとえば、外交、公用、教育、技術・人文知識・国際業務、留学、研修、家族滞在・・・などなど30数種類(近く「介護」が施行予定)あります。
 
じゃ、VISA(査証)って?
これは、外国人が日本に入国するとき、前もって海外にある日本大使館や領事館で発給を受けるもので、ペタ!とパスポートに貼り付けておきます。
で、①このパスポートは有効だよ、②日本国内に入れてもさしつかえないよ、と「推薦」するものです。つまり、海外の大使館・領事館がきちっと事前審査をして、日本の入国は支障ないと判断されたよ、と日本の入国審査官に「紹介」する文書ということになります。
 
でも、ま、一般的には在留資格を「ビザ」っていっちゃうから行政書士事務所のHPにも「就労ビザの取得なら当事務所へ」とか一般に使用されている形に柔軟に表現されているところもあるよ
うです。
安心してください。「就労ビザ」とか「留学ビザ」っておっしゃっても「ビザ?は?在留資格のこと、おっしゃってるんですか?!」とかいって上から目線で言い直すような野暮なセンセーではないので、私。なんでもお気軽にご相談くださいね!(笑)